ヴァージンショック
昨日、妹がきなこを抱っこしたまま階段から落ちるという事件がありました。
しかし、この事件の被害者はあずき(と、わたし)。
あずきさんは、妹が階段を滑落する物凄い物音に恐れおののき、たまたま抱っこしていたわたしのセーター及び胸、肩、背中に思い切り爪を立てて逃げ出し、そのまま6時間半行方不明となってしまったのです。
猫は大きな音が苦手、ということは知識として知っていましたけれど、ここまでとは*1。
結局、彼女は納戸の窓の奥の、人が出入りできない隙間に隠れていたのです*2。しかし保護されても、いつもの甘えっこあずきさんの面影はなく、人を見ると逃げ、ご飯も水も飲まず、キャビネットの裏でひたすら縮こまっている状態。
今日になってやっと元気が出たのか、ご飯の催促をしたり、抱っこをせがんだりするようになりましたが、ちょっとでも物音がすると身構えるようになってしまいました。
猫は敏感な動物なので気をつけなければ。
と、書いたところで思い出しました。きなこさんです。
事故に巻き込まれたはずのきなこさんは、妹が階段を滑落した際、妹の腕の中にいたのはずなのに、何が起こったのか把握していないようで、けろりとした顔で、わたしが妹のお尻に湿布を貼っているのを興味深げに見学していました。
いや、きなこさんが鈍感とか図太いとかそういうことではなく、きなこさんは、いろんな意味ですごくイイ猫です。
まあ、無事でよかったよかった。妹は可哀相だけど。
フリースソックスには気をつけろ!