二発め。


昨日のエントリに追加しようかと思いましたがやめて今日のエントリに。
「太陽」を見て帰って来た夜に、NHK総合イッセー尾形さんのお芝居を見ました。
イッセー尾形DAYですな。
「イッセー尾形のたった二人の人生ドラマ」
笑福亭鶴瓶さんの「スジナシ」のような、アドリブ二人芝居という形式。
ゲストが大泉洋さん、小松政夫さん、石田ゆり子さん、と好みのキャストだったので興味深く見ました。
大泉洋さんは父と義理の息子という設定。
父の話の通じなさに振り回されてほぼ突っ込み役に。設定も立場の弱い娘婿だし、大泉さんのとっかかりを容赦なく塞ぐイッセーさん相手じゃ、受けの演技になっていってしまうのも仕方ないな、という感想。でも時々えいっ、と切り返したり、話の腰を折ってみたりと、彼らしくチャーミングに話を着地させていらっしゃいました。
小松政夫さんは単身赴任している上司と、地元出身(舞台は博多の屋台)の部下という設定。イッセーさんが上司、小松さんが部下(でも年上)という役。
これがすごい真剣勝負の迫力。アドリブじゃないみたいなテンポで、一言の台詞ごとに力関係が変わり、話が転がっていく。すごい反射神経と回転だなあ、やっぱ小松の親分さんは伊達じゃないなあ。かっこいい!
石田ゆり子さんは、何年も音信不通だった娘と父、という設定。子供をひとりで育てるために夜の仕事をしている娘と偶然の再会を果たした父。
イッセーさんが石田さんをエスコートしているような感じでした。手加減じゃないの。エスコートなの。凛としていて、どこか泣きたくなるような石田さんの可憐なところをイッセーさんが引き出そうとしているのを感じました。

いい番組だったなあ。「スジナシ」もかなり見ていますが、これくらいあっさりしている方が好みかもしれません。
イッセーさん好きなので当たり前っちゃ当たり前ですが*1

イッセー尾形さんと小松政夫さんの二人芝居も俄然興味が沸いて来た!行けないけどいつか見たい!

*1:鶴瓶師匠は演技よりもフリートークの方が好きなのです